さて、非接触型ICカードの話である。
以前からは私はICOCAのユーザーで、これは非常に便利な魔法のカードだなって思ってた。

電車に乗る時に切符販売機の上の案内をバカみたいな顔をして確認することなく、ピッとタッチしたらパッと改札を通過できる、そんな魔法のカード。

最近はJR西日本のICOCAがあれば、色んな街の交通機関でピッとタッチしてパッと通過できる。

時に使えないこともあるけどね。
そう、我が街、尼崎の市バスは対応していないのである。

でも、入口の時点で使えないことが分かっていたらそんなに困らない。

今回は、入る時はピタパだったけど、出るときが…なお話。

ちょっと用事があって尼崎から和歌山県の湯浅駅に行ってきた。

JR西九条駅の改札は何も考えずにICOCAでピタパと通過。
そのまま、紀州路快速に乗って、和歌山駅まで。

途中、駅到着時にボタンを押さないと扉が開かない駅があって、ちょっと不安になる。
あれっ、自動改札機がない駅とかあるんじゃ、この路線。

和歌山駅からきのくに線の電車に乗り換え。
途中の駅はかなりさびれている。
自動改札機なんて設置されてなさそう。

でも、湯浅なら!湯浅なら大丈夫。

だが、しかし駅の改札はこんな感じ。

 
人間が改札するタイプの駅である。

でも、大丈夫。
以前、阪神阪急の入り混じった区間で似たような感じになったけど、その時は小さな端末器で割とピタパであった。

駅員氏にICOCAを提示してみた。
駅員氏が掌をかざして、ピッとか言うかなって思っていたけど、そう世の中は甘くない。

「すいません。イコカ使えません。湯浅は。っていうか和歌山駅から南は使えないんですよ。」と、丁寧な対応。
ちなみに阪神阪急の時の駅員氏はちょっと面倒くさそうだった。

「あー、やっぱりそうでしたか。」とランチキング氏。
でも、駅員氏が小さな機械を出して、カードをかざしてる。
まあ、これで精算OKだろう、と思っていたら、精算はできないみたい。

現金で乗車賃を支払。
 
こんな紙を貰った。
要はICOCAの改札入り記録を消してね、っていう書類。

1940円の支払いである。
帰りにも1940円必要になる。
これって現金持ってなかったらどうするんだろう。

なんとなく嫌な予感がしていつもより多めにお金持ってたからよかったけどね。
でも、交通費はカード払いを想定してたから、4000円の出費は予定外。

都市部だと、コンビニで現金を調達できるから特に問題ないんだけど、田舎だとコンビニがない。日曜日だし、金融機関、郵便局も頼りない。

一気に湯浅で使えるお金が少なくなっちゃった。
まあ、それでも普段よりはお金持ってたから、そこそこ大丈夫だったけどね。

で、困ったのが帰りの電車。
1940円の切符を買おうと思って2000円入れたけど、1940円のボタンがない。
乗りたい電車到着まであと、1分ぐらい。
次の電車は30分後。
焦るオレ氏、悩んだ結果一番安いのを買って、入場。

駅員氏がこちらをチラチラ見てるのは気付いてた。
時間があったら、1940円の切符を買う方法を訊けたんだけど、とにかく時間がない。

で、最短区間の切符で乗車。
しばらくすると、車掌氏が検札にきた。
位置的に最短区間は超えてる、これはキセル的な疑いを掛けられるやつかなって焦ったけど、ここは平静を繕って、「この切符、西九条行になるかな?」と最短切符を渡すと、「はい、なりますよ」と端末をいじってレシートをくれた。

 

安心感。
後は、ICOCAの入場記録を消してもらえばオールOK

で、何をしに湯浅に行ったかというと、このため。
鯖っと鯵まつりに出演するKOBerrieS♪を観るためである。

いちこメンバーが休業中なのが寂しいけど、我らがコウベリーズが湯浅町のおまつりに出演!