さて、カワハギである。
先日、某ガーデンズの阪急の食料品売り場で目の前で他のお客さんに持っていかれたウマズラハゲ(肝付)のことを時々思い出すが、この日はなんと初夏なのにカワハギ(肝付)が販売されていた。
へえ、珍しいね。
基本的に秋から冬が旬の魚でその時期でも滅多にその辺のマーケットで販売されているのを見掛けることがないのね。
カゴにイン
598円
僕のお気に入りのこのマーケットはなんと税込表示。
600円でお釣りがくる。
っていうか、カワハギを釣ってきて血抜きをして刺身で食べれるようにする苦労を考えると598円は実質タダ。
598円なんて明石への片道分の交通費ぐらいだろうか。
釣りものがこのような形でマーケットに出ることはないと思われるし、ってことはこれはたまたま網に掛かった型の良いカワハギの部類なのだろうか。
それとも店の中の人が釣ってきたものなのだろうか。
安いけど、美味しいのかな?
肝をよく見る。
ドクターみたいだ。
とりあえず血が滲んでたりはしないので、大丈夫そうかな。
でも、僕の知ってるカワハギの肝と比べるとなんか色が白い。
照明の加減かと思い、手に取って確認したがやはり白いなあ。
きっちり血抜きするとこんな色になるのだろうか。
それとも、この季節の肝はこんな感じなのだろうか。
知ってるカワハギの色は薄ピンク。
これは白い。このカワハギさんは体調が悪いのかな?
まあ、刺身だからもう死んでるのは間違いないけど。
開封
やはり白い。
大丈夫かなあ?
カワハギに似た見た目で毒のあるものもいるらしいし、平成を越えた今の時代にカワハギの肝に似た毒のある魚の肝を食べて死ぬとかなんかみっともないよなあ。
ご先祖様に何と言い訳をしたらいいのだろうか。
天然トラフグの肝を食べてあの世行きなら、ご先祖様に「これはある種最高の自殺」だと言い張れるが、季節外れの安いカワハギの肝を食べてそちらの世界に行ってしまったら言い訳に困ってしまう。
大丈夫そうなので食べてみた。
うーん
季節外れの魚介ってのはこんなものかなあ。
とりあえず体調不良にはなっていないので大丈夫なやつだったみたい。
まあ、肝の旨みはちゃんとあったしそれなりの満足は得られたなあ。